| 分類 | 読書補助系(Stationeries) |
|---|---|
| 制作者 | にしもと |
| 使用素材 | 畳縁(イタリア経由の縁)+ 刺繍糸 |
| 寸法 (mm) | W.35 × D.120 |
| ステータス | 販売中・売り切れあり |
工業製品の廃材が中心だった当図鑑に、日本の伝統素材である「畳縁(たたみべり)」がエントリー。
しかし、この素材の調達ルートはただの廃材回収とは一線を画している。
「イタリアで出会ったおじさんと日本で再会し、実家の畳屋からダンボール2箱分の縁を譲り受ける」という、まるでロードムービーのような壮大な国際的文脈を背負った畳縁である。
制作者(にしもと)は、この数奇な運命を辿った素材に手刺繍を施し「栞(しおり)」を作成した。刺繍された文字は「お茶しますか」「ひとやすむ」「さんぽする」「ひとやすみ」といった、読書の合間にほっと一息つける温かい言葉たちである。
また、小豆色の縁には「あずきバー」、魚の柄が入った縁には「おさかな」と刺繍するなど、素材の色や柄に対する脊髄反射的な見立ても遺憾なく発揮されている。
本来は畳の摩擦を防ぐための丈夫な布であるため、「栞として使うにはちょっと分厚い」という物理的な使いにくさが発生しているが、それこそが廃材利用(本来の用途とのズレ)ならではの愛おしいバグである。