| 分類 | 産直食品系(Stationeries / Foods) |
|---|---|
| 制作者 | にしもつ、あさい |
| 使用素材 | 断裁機の端材(グレー紙)+ 水性極細ペン + 合成写真紙 |
| 寸法 (mm) | W.140 × D.100(ポストカード大) |
| ステータス | 出荷準備中(産直ルート) |
ビジュアルデザイン学科の断裁機周辺から大量に発生する「紙の端材」。その中に紛れていた絶妙なグレーの色画用紙を見た瞬間、制作者たちの脊髄が「板こんにゃく」の存在を感知した。
本作の狂気は、その製造工程にある。
こんにゃくに練り込まれている海藻(ヒジキ等)の黒い点々を再現するため、グレーの端材用紙に対して「極細ペンで1点ずつ手描きでちょんちょんと点を打っていく」という途方もない内職作業を敢行。印刷ではなく完全なる手打ち点描により、1枚ごとに異なるリアルなこんにゃくの質感が生まれた。
なお、「メモ帳」と堂々謳っているものの、端部は糊で圧着されておらず、めくるとバラバラになる単なる紙束である。しかし、ビニールでパック包装され、WordやPowerPointの初期フォントで手作りされたような「生産者の顔(こんにゃく芋農家として画像を合成したにしもつ&あさい)」が同梱されることで、産直スーパーに並ぶ本物のこんにゃくとしての説得力が完璧に担保されている。
誰の役にも立たない手作業の執念と、道の駅カルチャーが見事に融合した傑作である。